JACSコンファレンス・第二日&ハウル鑑賞

今日も早稲田です。でも既に自分の発表が終わった気楽さから、しっかりとデカレンブレイドを見てから出発。

どちらも見応えあったけど、特にブレイドはようやく物語の核心を語り始めており、ラストに向けて見逃せない展開が続きそうな。こんなに面白いのに評判がイマイチとは、序盤のもたつき&迷走ぶりが悔やまれるとこだなあ。あとデカブライトの出番は今後あるのか?

〔本日の昼メシ〕 「三朝庵」でカレー南蛮せいろ。早稲田の教授曰く、ガイドブックにも載ってる老舗だそうで、お年寄りで賑わってました。ここはカレー南蛮発祥の地だったのか、知らずに注文した自分の嗅覚ってスゴイかも。味の方は、蕎麦自体はイマイチなれどカレーは美味かったです。

学会二日目は、飽戸弘教授の講演や、教授達のシンポジウムなど、なかなかの味わいが。我ながら微妙なスタンスでの参加ではあったけれど、全般を通して得ることも多かったし、まずは今後ともよろしくです。でも来年の開催地はちょっと行きにくいなあ。

15時半過ぎの学会終了を見届けてから、「ハウルの動く城」を見るためそのまま日比谷まで移動。大学後輩から、16時半からのスカラ座上映が既に満席とのメールがあり、急遽17時15分の日比谷映画に予定変更。16時20分頃に到着すると、老若男女が100名弱?程並んでました。劇場ロビーで30分ほど待ってから入場すると、さすがは大劇場、余裕でベストポジションをGet。上映開始後もかなり前方の席は空いたままだったんで、実は並ぶ必要がなかったかも。

さて感想です。以下ネタバレがあるんで注意を。映像はキレイでところどころ見せ場もあるし、キムタクのハウルも予想以上にハマッてて適役でした。でも、どうにも宮崎過去作品の繰り返しっぽい雰囲気の画面が多いし、メインキャラ誰にも感情移入できないし(この辺はもののけ姫と一緒か)、話はとっ散らかって全然まとまりがなく、夢のように辻褄の合わないイメージが連続してるだけ、といった印象でした。後輩は、どこでソフィーがハウルを好きになったのかわからない、と言ってたし。まあその辺はいいとしても、意図を読み取れないタイミングでソフィーは不規則な若返り&老化を繰り返すし(結局いつの間にか魔法は解けてるし)、カブが人間に戻る下りも唐突で、ひょっとしてここは笑う場面か?なんて思ったりして。

ううむ、これって脚本が悪いんじゃあ。。。と思ったら監督自ら書いてるそうで。そういや黒澤明の「夢」と構造がちょっと似てるかも。こちらの感想に近いかな。そうそう、我修院達也や子役の神木隆之介が見事だったのに比べると、ソフィーは別に倍賞千恵子じゃなくても良かった感が。際立った不満はないけど。

ということで、キャラ(特にハウル)だけに注目して見る分には申し分ない出来かもしれないけど、カタルシスは中途半端だし、真のインパクトも動く城の描写くらいだし、少なくとも手放しで礼賛する気になれないなあ。まずはご覧あれ。

劇場を出ると、いつの間にか本降り。ampmで傘が売り切れるなど、突然の事態だったようで。当初は新橋まで行こうかと思ってたけど、とりあえず有楽町ガード下近くの「あちこーこー」にてオリオンビール舞富名(まいふな)などを飲みつつ反省会。ハウルの出来よりも、今後のジブリや宮崎監督についての話だったり、自身の今後の展望などについての話をしたような。それにしてもこの店はこんなに美味くて安いのに、あんまりネットで紹介されてないなあ。これくらいか? 因みに“ほっかほか”という意味だそうです。

明日もあるんで、21時過ぎには帰途に。どうもお疲れ様。午前中の打ち合わせのため明日出社しなきゃならないのが煩わしい限りだなあ。

P.S. JGTC第7戦決勝が鈴鹿で開催され、ザナヴィニスモZの本山/ライアン組がチャンピオンを獲得したそうで。本山は2年連続か。スープラが毎度物量作戦で来てるのに、案外結果に結びついてないもんだな。全く映像を見てないんでピンと来ないけど、レースレポートはこちら